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TOKIO山口達也の強制わいせつ事件(前編)

TOKIO山口達也の強制わいせつ事件(前編)

<5月15日 追記>

山口達也のTOKIO脱退という形で幕を閉じたこの騒動。今年前半の大きな芸能ニュースとなりました。このページは4月末時点の情報を元に、当時の状況のまとめや個人的に感じたことを綴っています。

衝撃のニュースはいかにして報じられたか?

その事件の第一報が報じられたのは4/25(水)の夕方。NHKの報道番組「シブ5時」冒頭での事でした。

「TOKIO山口達也メンバー強制わいせつ容疑で書類送検」

報道を受けて山口が所属するジャニーズ事務所はFAXで以下のようなコメントを発表しました。

お酒を飲んで、被害者の方のお気持ちを考えずにキスをしてしまいましたことを本当に申し訳なく思っております。被害者の方には誠心誠意謝罪し、和解させていただきました。

私は当日ニュースをチェックしておらず、事件を知ったのは翌朝になってからTVのワイドショーで。忙しく朝の準備に追われながら聞きかじった範囲では「酒に酔った山口が女子高生に無理矢理キスをした」という程度の認識で、この時点ではそれほど大きな事件だとは思っていませんでした。

当日昼の著者のTwitter。呑気なものです。

しかしその後詳細がわかってくると、どうもそれほど楽観できるような話ではないとわかってきました。

山口達也は顧問弁護士付き添いの元、午後2時から記者会見。その場ではジャニーズ事務所から山口の無期限謹慎が発表されました。謝罪会見では冒頭、業界では名の知れた矢田次男弁護士(日馬富士の暴行事件や草彅剛の事件も担当したそうです)から事件のあらましが報告されましたが、山口達也本人の口からは果たしてどんな説明がなされたのでしょう?

今年の1月15日ぐらいから、ちょっとお酒の関係で、ちょっと体を壊しまして。壊したというか調子が悪くなったので、1カ月間入院していたんですけど、それで今、1カ月経って、体もよくなって、お医者様の判断もいただいて、2月12日に退院することになりまして。それで、まぁ、入院時の洋服の片付けだったり、することをしなければいけなかったので、その日は朝しか仕事がなかったので、夕ご飯を買って、そこで「退院もしたし、お酒をちょっと飲もうかな」という気になってしまいまして。それからずっと部屋で片付けていくうちに、つい、飲みすぎてしまいまして、うーん……。かなりの量を飲んだと思うんですけど、そこで酩酊泥酔という感じになってしまいまして、で、その中でその女性に電話をして、「電話で話すよりも家に来て話さないか」ということで、被害者の彼女が友人も連れて行っていいかということだったので、「もちろんいいですよ」と家に、二人で参りまして、その時は時間がかなり遅かったようでした。警察の方から聞いているのはだいたい20時くらいです。その時点で、申し訳ないというか、まぁ、未成年だとわかっているのに、もうそんなに暗くなる頃に呼び出して、親御さんも心配するだろうに、それで、そこからは断片的なんですが、まぁ、あの、被害者の方とそのご友人のお話だと、30分から1時間くらい在宅して、私が席を外したときに、家を出たというそういう経緯です。

「TOKIO山口達也、涙の謝罪会見の全文掲載」AERA dot.より引用

長々と事情を説明した割には、肝心の自宅の部屋で女子高生と何があったのかは全く本人の口からは語られていませんね。しかし時を前後して午前11時30分からの「FNNプライムニュース」では、すでに次のような報道がなされた後でした。

山口達也は呼び出した女子高生二名が部屋に入るなり卑猥な言葉をかけ、二人は驚き立ちすくんだ
17歳の女子高生の顔を舐めたり、無理やりキスをした
「何もさせないなら帰れ」と怒鳴った

被害者女性にも非はあったのか?

その後この会見を受けて、山口を擁護するようなデヴィ夫人のツイッターでの発言が物議を醸します。

二回目のツイートの方は削除されちゃいましたね。(笑)

どうでもいい事ですがこのアカウントは本当にデヴィ夫人本人なんでしょうか?名前に公式の認証マークもついてませんけど。私には判断つきかねます。

正直私も朝の時点では「女子高生側にも多少の問題はあったのだろう。」と思っていましたが、後にこの認識は誤りであることがはっきりしています。何故ならこの女性とは山口達也が番組司会を務めるNHKの人気番組「Rの法則」の共演者だったのです。当然女性にとっては山口は芸能界の大先輩。家に来いという誘いを無碍には断れない事情はよく分かります。

つまりこの事件は「未成年者へのセクハラ」というだけでなく「芸能界の大物によるパワハラ」の側面も持っているわけです。

考えてみてください。この女子高生がもし用心のために友人を誘って2人で来訪していなかったら?もしこの女子高生が自らの芸能界での居場所を守るため、山口からの強い圧力に屈してしまっていたら?山口は無期限謹慎どころか紛うことなき性犯罪者です。

「Rの法則」ってどんな番組?

ここで「Rの法則」をご存じなかった方のために少しこの番組についてご説明しましょう。「Rの法則」はNHK・Eテレ(旧教育テレビ)で2011年から放送されている若者向け情報バラエティー番組。様々なテーマを「R’s」と呼ばれるメンバーが街に飛び出し調査(リサーチ)してランキング化。それを基にスタジオに集まった出演者がトークを繰り広げるという内容で、中高生・10代の若者が関心を持ちやすい身近なテーマ(恋愛やファッション・流行・心の悩みなど)を積極的に扱って、女子中高生を中心とした若年層に非常に支持されてファンの多い人気番組です。今時の若年層にとっての現代版「中学生日記」のような番組・・・といったら、私達の世代には理解しやすいでしょうか?

このタイトルのRは番組公式には「リサーチ&ランキング」のRであるとされていますが、一般的にRと言ったら映画などの年齢規制(R15指定など)に使われるR(”restricted”の略。制限された。)を連想される方も多いはず。「コドモ以上、大人未満」そんな微妙な時期の10代の心情を暗に表現していることは想像に難くありません。

そんな番組の中でほぼ唯一の大人であり司会者である山口が、10代の出演者や視聴者にとっていかに「保護者的」で「教育的」な存在であったか、番組を見たことがない方でもご理解頂けることと思います。元々アニキ肌で、男から見てもカッコよく頼りになる存在の山口。芸能の世界を志して同番組に出演していたタレント・アイドルの卵たちが彼に寄せる信頼は厚く、ある意味プロデューサーやスポンサー以上に芸能界において絶対的な存在だったはずです。

そんな彼から家に来いと言われて、一抹の不安を覚えつつも友人を誘って彼の家を訪れる事を選択した被害者の女子高生。彼女のことを「世間知らず」と責めたてることなんて果たして出来るでしょうか?私はむしろよくぞ一人で行かなかったと褒め称えたい心情です。

なお25日以降、Rの法則の放送は中止。(代替として「香川照之の昆虫すごいぜ!」を放送中)番組HPやNHKオンデマンドによる配信も休止。とりあえず6月末までの休止が決まっていますが、それ以降の番組の継続に関してはNHK上層部の判断次第となっています。

また、この様な事情があったからこそ、この事件を最初に報じたのはNHKだったとも言えます。

NHKが不祥事に対して隠蔽体質なのはむかしからですが、報道局からあがってきた性犯罪をジャニーズだから、微罪だからといって握りつぶしたとしたら、どうなるか。特に今回は加害者被害者が、子供たちを育む役割のEテレから出たことは絶対に見過ごせない。万が一それが変な形で露見して、やはり組織ぐるみで隠していたのかとなったら、国民から受信料不払いが巻き起こり、へたすりゃNHKがつぶれるほどの大変な事態になります(NHK幹部)

「TOKIO山口達也の強制わいせつ なぜNHKが“スクープ”したのか」文春オンラインより引用

以下、後編に続きます。

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